目次
ブルー、ネイビー、レッドの3本ラインに「M」の文字。それは別格のBMW、「Mモデル」の証です。
モータースポーツの舞台でも常に戦い続けてきたBMWは、培ったレーシングスピリットを注入した特別なモデルを作り続けてきました。
ノーマルモデルとは明らかに一線を画す存在として、BMWのレーシング文化を築いてきたMモデル。
今回は、歴史や成り立ちを踏まえ、現在販売されているMモデルの技術や特徴、各モデルの詳細を詳しくお伝えしてまいります。
関連記事>>BMWのレース活動について
BMWのMモデルは、Shonan/Toto BMW各店舗のショールームに展示しています。また、試乗車もございます。
店舗によっては展示を行っていないモデルもございますが、あらかじめご予約いただければ、可能な限り手配をさせていただきます。
実車の確認や試乗をご希望の方は、下記の専用フォームよりお申し込みください。
BMW Mモデルとは?
M3やM5といった、いわゆる「Mモデル」は、M340i xDriveなどといった「Mパフォーマンスモデル」とは開発元、発売元が異なります。
※「Mモデル」「Mシリーズ」両方の呼び方がありますが、本記事では「Mモデル」で統一しています。
Mモデルは、BMWのモータースポーツ活動を支え、レースに勝つマシンを設計・製造してきた「BMW M社」(BMW M GmbH)が開発・発売しているモデルです。
Mパフォーマンス・Mスポーツ(M Sport)とはどう違う?
「Mモデル」は、M社が直接開発・発売しているモデルである一方、「Mパフォーマンスモデル」は、BMWが開発したモデルをM社がチューニングしたモデルとなります。
「Mパフォーマンスモデル」は、一般道からサーキット走行まで楽しめるモデルなのに対し、Mモデルは「一般道も走行できるレーシングカー」といわれるほど「別格」の存在です。
また、ノーマルモデルのグレードのひとつに「 Mスポーツ(M Sport)」があります。
こちらはBMWの開発したモデルに、エアインテーク・ディフューザー・スポーツホイール・8速スポーツAT・M スポーツ・サスペンションなどといった専用部品を組み込んだ、スポーツグレードとなります。
この3モデルをわかりやすく分けると、
- Mモデル・・・M社が開発したレーシングモデル
- Mパフォーマンス・・・M社がチューニングしたスポーツモデル
- Mスポーツ・・・BMWのノーマルモデルのスポーツグレード
となります。
Mモデルの見分け方
「Mモデル」はM社が専用開発するモデルですが、ベースはBMWの各モデルとなっています。そのため「ぱっと見ただけでは見分けがつかない」といった方も多いと思います。
「Mモデル」の方には、開口部の大きなフロントバンパーや、カーボン性リアデュフューザー、4本出しマフラーなどといった、レーシーな部品が装着されています。
また、グリルやトランク、ホイールなど、エクステリアのどこかに必ず専用のロゴが付いています。このロゴがあるかどうかで判断するのが、最もわかりやすいかもしれません。
さらに、インテリアには、バケット型のスポーツシートやカーボン製のインパネ・サイドパネルなどを採用。走りに集中できるよう、シンプルな仕上がりとなっています。
Mモデルのロゴ
現在のMモデルのロゴは、ブルー・パープル(ネイビー)・レッドのストライプに、「M」の文字の組み合わせ。
この配色は、1972年のM社発足後に初めて生み出されたレーシングカー「BMW 3.0 CSL」のボディに採用されていたカラーです。
ブルーは「BMW」レッドは「モータースポーツ」パープルはその「比類なき融合(ブルーとレッドを混ぜるとパープルになる)」。
当時は白黒写真が主流の時代。印刷されてもはっきりとデザインがわかるように、この配色が選ばれていました。
そして1978年に登場したM社初の量産スポーツカー「M1」に、3色のストライプに「M」の文字を追加したMモデル専用ロゴを採用。
その後、パープルがネイビーへと変更されたり、立体的なデザインから平面的なデザインへと変更されたりと、若干の変更はありますが、基本コンセプトは変わらず現在へと受け継がれています。
BMW Mモデルならではの特徴
ノーマルモデルとは明らかに一線を画するMモデルですが、具体的にどのような技術が使われているのでしょうか。
ここからは、Mモデルならではの特徴をご紹介していきます。
レースで勝つために生まれたS型エンジンを搭載
ノーマルモデルの「 Mスポーツ(M Sport)」には、BMWが開発した「B型」と呼ばれるエンジンが搭載されています。
一方「Mモデル」「Mパフォーマンスモデル」には、M社がレースで勝つために生み出した専用エンジン「S型」が搭載されています。
「S型」の始まりは初代M3の時代にまで遡ります。
シルキーシックスと呼ばれる直列6気筒エンジンをM社が4気筒で再設計して生まれた「S14B23型」を搭載したM3は、ドイツツーリングカー選手権を始め、数々のレースで成績を残しました。
現在のMモデルには、この伝統の「S型」エンジンに「M ツインパワー・ターボ・エンジン」や電気モーターが組み込まれ、さらにパワーアップしています。
サーキットで戦える専用パワーユニット
先ほどご紹介した「S型」エンジンの持つ力を最大限に発揮させるには、相応のシャシーや足回りが必要です。もちろんMモデルは、パワートレインも専用開発されています。
ミッションはノーマルモデルのBMWと同じく8速ATが搭載されていますが、Mモデルは「M ステップトロニック」と呼ばれる、よりダイレクトなレスポンスのミッションが搭載されています。
また、「M スポーツ・ディファレンシャル」を搭載した「M xDrive」は、FRならではの俊敏性と4WDの安定性・コントロール性を発揮。任意で2WDか4WDかも選べます。
さらに、大型ディスクの「M コンパウンド・ブレーキ」や、可変制御サスペンションの「アダプティブM・サスペンション」も標準装備。濡れた路面や荒れた路面でも最大限のストッピングパワーとコーナリングを発揮します。
車との対話に集中できるアグレッシブなコックピット
「ゆったり快適にくつろげる」というイメージでMモデルを運転すると、少し違和感を持たれるかもしれません。
なぜならMモデルは、サーキットでドライバーと一体で駆け抜けられるように、カチッと体が固定されるシート設計だからです。
また、オプションで「M カーボンバ・ケット・シート」も用意されており、インパネやサイドパネルの一部にはカーボンを使用。
ステアリングは人間工学に基づいた形状をしています。
ステアリングの頂点には、Mモデルのトレードマークであるレッドのセンター・マークが付いています。
歴代のBMW Mモデル
BMW M社の前身となるBMWモータースポーツ社が設立されたのは1972年。半世紀以上も遡ります。
元々はBMWがヨーロッパツーリングカー選手権やドイツレーシングカー選手権(ドイツツーリングカー選手権=DTMの前身)で大活躍を収め、BMW本体のモータースポーツ部門だけでは対応しきれなくなったことがきっかけでした。
母体であるBMWにレーシング部門を託されたBMWモータースポーツ社は、1972年にドイツミュンヘンに工場を設立すると、そこを拠点にレーシングカーを制作します。
そして初のファクトリーマシン「BMW 3.0 CSL」を開発すると、翌年のニュルブルクリンク24時間レースでの総合優勝を皮切りに、ヨーロッパのツーリングカー選手権で数々のタイトルを獲得します。
こうしてレースで大成功を収めたBMWモータースポーツ社は、1978年にMモデルの名前の由来となる伝説のマシンをリリースします。
始まりのMモデル「M1」の誕生です。
関連記事>>BMW M社の歴史 Part.1
BMW M1
「M1」はグループ4およびグループ5シルエットフォーミュラ(後のグループC)に勝つために開発され、1978年秋のパリサロンで発表されました。
デザインは、ジウジアーロ率いるイタルデザイン。
リトラクタブルヘッドライトを採用し、3.5Lの直6エンジンをミッドシップレイアウトに配置した「M1」は「BMWのスーパーカー」と呼ばれました。
1979からはF1のサポートレースとして「M1」のワンメイクレース(1つの車種だけで争うレース)「プロカー・レース」が行われ、当時のF1トップレーサーである「ニキ・ラウダ」や「ネルソン・ピケ」がハンドルを握って争うことで人気を博します。
このわずか477台しか生産されなかった「幻」のモデルが、現在に至るMモデルのご先祖様なのです。
BMW M2
「M3」「M4」がモンスターマシン化する中で「2002ターボや初代M3のようなコンパクトでキレのあるマシンが欲しい!」そんなユーザーニーズに応えるためにデビューしたのが「M2」クーペです。
特に2018年に登場した「M2コンペティション」は、「M4クーペ」などと同じくM社が開発したS型エンジン「S55」を搭載。
初代M3の再来を思わせる過激な1台となっています。
BMW M3
Mモデル史上最もレーシーで過激、純血モデルといえるのが、1986年に発売された「初代M3」です。
E30型3シリーズをベースとしながらも、共通するパーツはボンネットとルーフパネル、ドア内部パネルのみで、後は専用品を開発するという徹底ぶり。
「M1」に搭載されていた3.5L直6エンジンから2気筒を切り取った2.3L直4エンジンをフロントに配置し、太いタイヤを納めるためのブリスターフェンダー、空力を考慮した大型のリアウイングは迫力満点でした。
「サーキット走行をしてそのまま自走で自宅へ帰る」というユーザーの夢をかなえるマシンが誕生したのです。
BMW M5
「M1」ゆずりの3.5Lの直6エンジンを4ドアサルーンである5シリーズのボディに押し込み、サスペンションやブレーキにチューニングを加えたのが「羊の皮を被った狼」と呼ばれた「初代M5」です。
1984年に発表された初代「M5」は286馬力を発生し、最高速度は250km/h。「世界最速の4ドアサルーン」の名をほしいままにしました。
BMW M6
2代目E63型6シリーズをベースにM社が開発したのが、「初代M6」です。
2003年に登場したこの「初代M6」は、鬼才と呼ばれるデザイナー、クリス・バングルがデザインしたボディに、F1譲りの507馬力を発揮するV10エンジンを搭載。
美しい流線形状のため、走りは上品かと思われがちですが、一度アクセルを踏み込めば、荒々しい加速サウンドを響かせながら暴力的な加速がドライバーを圧倒します。
カーボンファイバー製のルーフや、軽量アルミ素材のボンネット、熱可塑性樹脂素材のフロントサイド。
可能な限りの軽量鋼素材で作られたこのモデルは、現在では名車の一つとして歴史に名を残しています。
BMW Mロードスター / Mクーペ
1998年、ロードスターモデルである「Z3」をベースに、E36型M3の3.2L直6エンジン「S50B32型」を搭載したモデルが発表されました。
「Mロードスター」と、そのハードトップモデルである「Mクーペ」です。
2シーターのライトウエイトボディに321馬力を発揮する「M3」のエンジンを積んでいるのですから、その走りが過激だったことは容易に想像がつきます。
しかも当時は5速MTのみ設定。一部のドライバーにのみ愛されるマニアックなこのモデルは、今やコレクターズアイテムとなるほど希少価値が上がっています。
BMW X5 M
BMW初のXシリーズのMモデルとして登場したのが、2009年にリリースされた初代E70型X5 Mです。
4.4リッターV型8気筒の「S63B44型」エンジンと、Mモデルでは初となるxDriveを搭載。
都市型SAVの優美なスタイルでありながら、サーキットでも通用するポテンシャルを秘めた、ニュータイプのSAVとして一躍有名になりました。
BMW Mモデルの現行ラインナップ
ここからは、現行型のBMW Mモデルのラインナップをご紹介していきます。
現行モデルとして発売されているMモデルは、以下の通りとなります。
- M2 クーペ
- M3 セダン / ツーリング
- M4 クーペ / カブリオレ
- M5 セダン / ツーリング
- X5 M
- X6 M
- XM
※M8は2024年6月末をもって生産終了となり、最終モデル「M8 Competition The Final Edition」も販売が終了しています。
M2 クーペ
BMWの中で最もコンパクトなクーペ、2シリーズをベースにしたMモデルです。
シリーズ唯一のFR駆動モデルで、BMWが長年追求してきたダイレクトで自然なステアリングフィールを体感できる車に仕上がっています。
また、今の時代では珍しい6速MTを搭載するグレードがラインアップされているのもポイントです。
最新のBMWを、古き良きアナログ感覚で操れるのはこのモデルだけ。駆けぬける歓びを追求したい方に間違いなくおすすめのモデルです。
モデル名 | M2 8速ステップトロニック | M2 6速MT |
全長×全幅×全高(mm) | 4,580×1,885×1,410 | 4,580×1,885×1,410 |
ホイールベース(mm) | 2,745 | 2,745 |
乗車定員(人) | 4 | 4 |
ラゲッジ容量(L) | 390 | 390 |
エンジン形式 | S58B30A | S58B30A |
エンジンの種類 | 直列6気筒DOHCガソリン+ターボ | 直列6気筒DOHCガソリン+ターボ |
排気量(cc) | 2,992 | 2,992 |
最高出力(kW〔ps〕/rpm) | 353〔480〕/6,250 | 353〔480〕/6,250 |
最大トルク(Nm/rpm) | 600 / 2,7005,620 | 550 / 2,6506,130 |
0-100km/h加速(秒) | 4.0 | 4.2 |
WLTCモード燃費(km/L) | 10.0 | 9.8 |
車両本体価格 |
M3 セダン / ツーリング
BMWの主力モデル、3シリーズセダンとツーリングをベースに開発されたMモデルです。
縦長のキドニーグリルや立体的な形状が付けられたボンネット。フロントマスクを見る限り、どちらかと言うと4シリーズをベースにしているように見えます。
しかしM3は、3シリーズの持つ広い車内空間や快適性も引き継がれ、優れた実用性を備えているのがポイントです。
もちろん走行面に関しても申し分ありません。
「8速 M ステップトロニック・トランスミッション」や「M xDrive」が標準で搭載されており、任意で2WD・4WDの切り替えや、走行モードの切り替えが可能。
最新の電子制御システムが搭載されているため、セレクトスイッチ一つで好みの走行フィールが楽しめます。
また、本格的なスポーツモデルとしては珍しい、ツーリングモデルも設定されています。
ステーションワゴンならではの優雅なデザインがお好みの方は、候補に入れてみてはいかがでしょうか。
モデル名 | M3 セダン | M3 ツーリング |
全長×全幅×全高(mm) | 4,805×1,905×1,435 | 4,805×1,905×1,450 |
ホイールベース(mm) | 2,855 | 2,855 |
乗車定員(人) | 5 | 5 |
ラゲッジ容量(L) | 480 | 500(1,510※後席折りたたみ時) |
エンジン形式 | S58B30A | S58B30A |
エンジンの種類 | 直列6気筒DOHCガソリン+ターボ | 直列6気筒DOHCガソリン+ターボ |
排気量(cc) | 2,992 | 2,992 |
最高出力(kW〔ps〕/rpm) | 390〔530〕/6,250 | 390〔530〕/6,250 |
最大トルク(Nm/rpm) | 650 / 2,7505,730 | 650 / 2,7505,730 |
0-100km/h加速(秒) | 3.5 | 3.6 |
WLTCモード燃費(km/L) | 9.8 | 9.6 |
車両本体価格 |
M4 クーペ / カブリオレ
4シリーズクーペがベースのM4は、スポーツカーらしいスパルタンさと、クーペらしい上品さが上手く融合したモデルです。
ボディの基本構造や搭載されるパワートレインなどはM3と同じですが、M4は2ドア仕様。全幅が10mm短く、全高を35mm低く、コンパクトにまとめられています。
また、Mモデルで唯一オープンモデルのカブリオレが設定されています。
高い質感を持つソフトトップは走行中にも開閉可能。ルーフ全面が収納されるため、開放間も抜群です。
思わず見惚れてしまうデザインで、乗らずとも愉しめるモデルだと言えるでしょう。
モデル名 | M4 クーペ | M4 カブリオレ |
全長×全幅×全高(mm) | 4,805×1,885×1,400 | 4,805×1,885×1,400 |
ホイールベース(mm) | 2,855 | 2,855 |
乗車定員(人) | 4 | 4 |
ラゲッジ容量(L) | 440 | 300〜385 |
エンジン形式 | S58B30A | S58B30A |
エンジンの種類 | 直列6気筒DOHCガソリン+ターボ | 直列6気筒DOHCガソリン+ターボ |
排気量(cc) | 2,992 | 2,992 |
最高出力(kW〔ps〕/rpm) | 390〔530〕/6,250 | 390〔530〕/6,250 |
最大トルク(Nm/rpm) | 650 / 2,7505,730 | 650 / 2,7505,730 |
0-100km/h加速(秒) | 3.5 | 3.7 |
WLTCモード燃費(km/L) | 9.8 | 9.6 |
車両本体価格 |
M5 セダン / ツーリング
ミドルクラスセダンの代表モデル、5シリーズをベースに開発されたMモデルです。
5mを超える全長と、ロングホイールベース。フロント部は滑らかな形状の大型ボンネットやキドニーグリルが設置されており、重量感のある佇まいが特徴です。
2024年のモデルチェンジでは、専用開発のプラグインハイブリッドシステムが搭載されたツーリングモデルも復活。
両モデルともシステム・トータル最高出力は、なんと727馬力。立体的で筋肉質なボディデザインの見た目通り、圧倒的なパフォーマンスを発揮します。
最強のセダン、ツーリングモデルをお求めの方は、ぜひご検討ください。
※新型M5については、こちらで詳しくご紹介しています。
関連記事>>新型BMW M5(G90/99)の特徴やグレードを徹底解説!過去最高出力+ツーリングモデルも復活
モデル名 | M5 セダン | M5 ツーリング |
全長×全幅×全高(mm) | 5,095×1,970×1,510 | 5,095×1,970×1,510 |
ホイールベース(mm) | 3,005 | 3,005 |
乗車定員(人) | 5 | 5 |
ラゲッジ容量(L) | 466 | 500(1,630※後席折りたたみ時) |
エンジン形式 | S68B44A | S68B44A |
エンジンの種類 | V型8気筒DOHCガソリン+ターボ+モーター | V型8気筒DOHCガソリン+ターボ+モーター |
排気量(cc) | 4,394 | 4,394 |
最高出力(kW〔ps〕/rpm) | 430〔585〕 /6,000 | 430〔585〕 /6,000 |
最大トルク(Nm/rpm) | 750 / 1,8005,400 | 750 / 1,8005,400 |
モーター最高出力(kW〔ps〕/rpm) | 145〔197〕/6,000 | 145〔197〕/6,000 |
モーター最大トルク(Nm/rpm) | 280 / 1,000〜5,000 | 280 / 1,000〜5,000 |
システム・トータル最高出力(kW〔ps〕) | 535〔727〕 | 535〔727〕 |
0-100km/h加速(秒) | 3.5 | 3.6 |
WLTCモード燃費(km/L) | 9.6 | 9.6 |
車両本体価格 |
X5 M
BMWのSAVシリーズ、XシリーズのMモデルです。こちらはミドルクラスSAVのX5をベースに開発されています。
見た目は大きな都市型SAVですが、パワートレインはほかのMモデルとほぼ同じ。エンジンはM5と同じ「S68B44A型」で、V型8気筒ガソリンエンジンにマイルド・ハイブリッドシステムの組み合わせとなります。
また、「8速 M ステップトロニック・トランスミッション」や「M xDrive」などといった、最新の制御システムも装備。SAVでありながらも、そのままの状態でサーキット走行も愉しめます。
Mモデル専用のスポイラーや左右4本出しのマフラー、ハイグロス・ブラック仕上げのドアミラーなど、随所にMモデルならではのパーツも組み込まれています。
走りにも妥協を許さない特別なSAVと言えるでしょう。
モデル名 | X5 M Competition |
全長×全幅×全高(mm) | 4,955×2,015×1,770 |
ホイールベース(mm) | 2,970 |
乗車定員(人) | 5 |
ラゲッジ容量(L) | 650(1,870※後席収納時) |
エンジン形式 | S68B44A |
エンジンの種類 | V型8気筒DOHCガソリン+ターボ+マイルド・ハイブリッド |
排気量(cc) | 4,394 |
最高出力(kW〔ps〕/rpm) | 460〔625〕 / 6,000 |
最大トルク(Nm/rpm) | 750 / 1,8005,500 |
モーター最高出力(kW〔ps〕/rpm) | 9〔12〕/2,000 |
モーター最大トルク(Nm/rpm) | 200 / 0300 |
システム・トータル最高出力(kW〔ps〕) | 460〔625〕 |
0-100km/h加速(秒) | 3.9 |
WLTCモード燃費(km/L) | 7.8 |
車両本体価格 |
X6 M
SACと呼ばれるクーペ形状のボディを持つXシリーズ、X6のMモデルとなります。
M4クーペの車高をぐっと引き伸ばし、そのまま4ドアSAC仕様にしたようなデザインで、明らかにほかのSACとは一線を画する存在です。
基本スペックはX5 Mと同じで、SAV形状が良い方はX5 M、SAC形状が良い方はX6 Mと、デザインの好みに応じて選べるようになっています。
キドニーグリルには縁がライトアップする「アイコニック・グロー」も搭載されており、夜間の存在感も抜群です。
走りも見た目も特別なXシリーズだと言えるでしょう。
モデル名 | X6 M Competition |
全長×全幅×全高(mm) | 4,955×2,020×1,695 |
ホイールベース(mm) | 2,970 |
乗車定員(人) | 5 |
ラゲッジ容量(L) | 580(1,530※後席収納時) |
エンジン形式 | S68B44A |
エンジンの種類 | V型8気筒DOHCガソリン+ターボ+マイルド・ハイブリッド |
排気量(cc) | 4,394 |
最高出力(kW〔ps〕/rpm) | 460〔625〕 / 6,000 |
最大トルク(Nm/rpm) | 750 / 1,8005,500 |
モーター最高出力(kW〔ps〕/rpm) | 9〔12〕/2,000 |
モーター最大トルク(Nm/rpm) | 200 / 0300 |
システム・トータル最高出力(kW〔ps〕) | 460〔625〕 |
0-100km/h加速(秒) | 3.9 |
WLTCモード燃費(km/L) | 7.8 |
車両本体価格 |
XM
Mモデル専用に開発された唯一のXシリーズで、BMWの頂点に君臨するモデルです。
ラージクラスのX7に匹敵するサイズと、システム・トータル最高出力653馬力を発揮するパワーユニットを搭載。
上位モデルの「XM Label」ともなると、最高出力748馬力、0-100km/h加速3.8秒と、スーパーカー並の戦闘力を発揮します。
ヴィンテージ調のレザーや、ルーフライニングを幻想的に彩る「イルミネーテッド・ルーフ・ライニング」の装備など、BMWの最高級モデルらしいラグジュアリーな内装に仕上げられているのもポイントです。
また、モーターは単なるエンジンの補助機構としてではなく、EV走行のみも可能。普段は静かで上品な走りができ、一度アクセルを踏み込み性能を解き放つと、非日常的な走行フィーリングが愉しめます。
BMWとM社の持てる力を全て注ぎ込んだ究極のXシリーズと言えるでしょう。
モデル名 | XM | XM Label |
全長×全幅×全高(mm) | 5,110×2,005×1,755 | 5,110×2,005×1,755 |
ホイールベース(mm) | 3,105 | 3,105 |
乗車定員(人) | 5 | 5 |
ラゲッジ容量(L) | 527(1,820※後席収納時) | 527(1,820※後席収納時) |
エンジン形式 | S68B44A | S68B44A |
エンジンの種類 | V型8気筒DOHCガソリン+ターボ+モーター | V型8気筒DOHCガソリン+ターボ+モーター |
排気量(cc) | 4,394 | 4,394 |
最高出力(kW〔ps〕/rpm) | 360〔489〕 / 6,000 | 430〔585〕 / 6,000 |
最大トルク(Nm/rpm) | 650 / 1,6005,000 | 750 / 1,8005,400 |
システム・トータル最高出力(kW〔ps〕) | 480〔653〕 | 550〔748〕 |
システム・トータル最大トルク(Nm) | 800 | 1,000 |
0-100km/h加速(秒) | 4.3 | 3.8 |
WLTCモード燃費(km/L) | 8.5 | 8.5 |
車両本体価格 |
BMW MモデルはShonan/Toto BMWの各店舗でお求めいただけます
「駆けぬける歓び」を標榜とするBMWにとって、走りのパフォーマンスを突き詰めたMモデルは、究極のBMWともいえる存在です。
「公道も走れる究極のレーシング・スポーツカー」と呼ばれていた「M1」や初代「M3」など、伝説的なモデルのDNAを受け継ぎながらも、デザインや機能は現在のBMWらしい先進的な仕上がりとなっています。
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関連記事>>BMWの認定中古車はお得なの?メリット・デメリットを詳しく解説
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