目次
近年は世界的にSUVの人気が高まっていますが、この流行に火を点け、プレミアムSUVジャンルとして確立したのは、BMWのX5と言われています。
クロカンSUVのような走破性を極めたモデルではなく、都会の景色にも馴染むスタイリッシュなデザインと、豪華な内装や装備を秘めたプレミアムSUV。
そして現在のBMWのSUVブランドXシリーズは、「駆けぬける歓び」を体現する走りも秘めた、新時代のクロスオーバーSUVに仕上がっています。
今回は、そんなXシリーズの特徴や、現行ラインナップについて詳しくご紹介していきます。
Xシリーズにご興味のある方はもちろん、どのモデルやグレードを選べば良いかお悩みの方も、ぜひご一読ください。
尚、XシリーズはShonan/Toto BMW各店舗のショールームでご試乗いただけます。
店舗によっては展示のないモデルもございますが、ご予約いただければ、可能な限りご用意させていただきます。
実車の確認や試乗をご希望の方は、下記の専用フォームよりお申し込みください。
BMW Xシリーズの特徴
BMWでは、SUVモデルをXシリーズと呼んでいます。
Xシリーズは、BMWシリーズの売上台数の半分近くを占める人気シリーズとして、世界のSUVマーケットを席巻しています。
スタイリッシュなデザインと優れた走行性能や実用性、7人乗りモデルも存在し、ファミリーカーとしても活躍する万能選手。
んなXシリーズの特徴を、詳しく見ていきましょう。
SUVではなく「SAV」「SAC」と呼ぶこだわり
Xシリーズは一般に言うところの「SUV」ジャンルに属しますが、あえて「SUV」とは呼ばず、「SAV」または「SAC」と呼んでいます。
「SAV」は「スポーツ・アクティビティ・ヴィークル」の略。一般的なSUVとは一線を画す存在として差別化しています。
BMWのセダンやツーリングモデルの持つ「走り」のコンセプトに、SUVの利便性を融合。優れたオンロード性能とオフロード性能を両立したシリーズを意味します。
一方「SAC」は、「スポーツ・アクティビティ・クーペ」の略です。
こちらはBMWのクーペが持つスポーティで優雅な佇まいと、SAVが持つワイルドさを融合させたモデル。2008年に登場した「X6」で初めて用いられました。
現在は各メーカーからクーペライクなSUVが発売されていますが、その先駆車は初代「X6」と言われています。
BMWは「X5」と「X6」で現在のSUVブームの土台を作り上げたのです。
セダン・クーペのような上質な内装
見た目以上に大きな室内空間を持つXシリーズは、内装の上品さも魅力です。
デザインの基本コンセプトは、セダンやクーペモデルと同様でシンプルで洗練された設計。操作類やモニター類は「BMWカーブド・ディスプレイ」やハンドル・センターコンソールで操作が完結できるようになっています。
また、「アンビエンド・ライト」「BMWインタラクション・バー」がドアパネル、センターコンソールをライトアップ。光の演出を楽しみながらドライブできるのもポイントです。
シートは走りが十分に楽しめるよう、ホールド性が重視された形状となっています。
先進の4WDシステム「xDrive」
Xシリーズは、全てのシリーズにBMW独自のインテリジェント4輪駆動システム「xDrive」が搭載されています。※「X1 sDrive18i」のみ非搭載(前輪駆動)となります。
「xDrive」は、前輪と後輪との間に電子制御式の多板クラッチを配し、車速やステアリングの操舵角、タイヤの路面接地状況等に応じて適正なトルク配分を行うシステムです。
このおかげで、雪道や濡れた路面など滑りやすい状況でも安全に走行できます。
また、急カーブでアンダーステアやオーバーステア状態になりそうな時も、前後輪にかかるトルク配分を加減し、ドライバビリティを確保します。
このように、どのようなコンディションでも安全に「駆けぬける歓び」が体感できるようになっています。
最先端の安全装備
頑丈なボディを持つXシリーズには、BMW最新の安全装備もしっかりと搭載されています。
高速道路走行時や渋滞時に、運転中のドライバーをアシストする「ドライビング・アシスト・プロフェッショナル」や、駐車時の位置決めやハンドルの取り回しをアシストする「パーキング・アシスト・プラス」。
交通状況に応じてヘッドライトを自動調整する「ハイビーム・アシスタント」も装備されています。
※モデルやグレードによって「オプション設定」となる場合がございます。
中でも特に注目なのは、ほかの輸入車メーカーに先駆けて導入された「高速道路渋滞時ハンズ・オフ・アシスト機能」。
高速道路の渋滞時など、一定の条件下であればステアリング操作を自動で行い、疲労やストレスを大きく低減します。
豊富なモデル・グレードを展開
Xシリーズはサイズや形状、仕様が豊富にあるため、お客様に最適なモデルが見つかりやすくなっています。
コンパクト、ミドル、ラージなどの様々なサイズや、クロスオーバー型(SAV)、クーペ(SAC)といった2種類のボディ形状。
一部のモデルでは、電動モデル「iシリーズ」や、スポーツモデル「Mモデル」も展開されています。
また、モデルやグレードによっては、2列シートの5人乗り仕様と、3列シートの7人乗り仕様に分かれています。
・5人乗り・・・X1、X2、X3、 X5、X6、XM
・7人乗り・・・X5(X5 xDrive40d)X7
※X7の2列目コンフォートシート装備車は6人乗り仕様となります。
BMW Xシリーズのサイズ・燃費・価格比較
Xシリーズでは、X1・X2がコンパクトクラス、X3・X5・X6がミドルクラス、そしてX7・XMがラージクラスに当てはまります。
また、数字の大きさに比例してボディサイズが大きくなります。
※偶数表記のモデルは基本的に一つ前の数字のモデルのクーペ仕様となります。(例:X2→X1のクーペ仕様)
数字が大きければ大きいほど、ボディサイズや出力が大きく装備も充実するため、価格も高くなります。
各モデルのベーシックグレードの車体寸法や燃費、車両本体価格を掲載します。
X1(X1 sDrive18i ) | X2(X2 xDrive20i) | X3(X3 20 xDrive) | X5(X5 xDrive40d) | X6(X6 xDrive35d) | X7(X7 xDrive40d) | XM | |
全長×全幅×全高(mm) | 4,500×1,835×1,625 | 4,555×1,845×1,575 | 4,755×1,920×1,660 | 4,935×2,005×1,770 | 4,955×2,005 ×1,695 | 5,170×2,000×1,835 | 5,110×2,005×1,755 |
ホイールベース(mm) | 2,690 | 2,690 | 2,865 | 2,975 | 2,975 | 3,105 | 3,105 |
定員(人) | 5 | 5 | 5 | 7 | 5 | 7 | 5 |
ラゲッジ容量
(L) |
540(1,600※後席収納時) | 560(1,470※後席収納時) | 570(1,700※後席収納時) | 550(1,770※後席収納時) | 580(1,530※後席収納時) | 750(2,210※後席収納時) | 527(1,820※後席収納時) |
WLTCモード燃費(km/L) | 14.4 | 12.8 | 13.1 | 12.4 | 12.8 | 11.8 | 8.5 |
車両本体価格 | 550万円〜 | 640万円〜 | 808万円〜 | 1,332万円〜 | 1,312万円〜 | 1,438万円〜 | 2,130万円〜 |
BMW Xシリーズのラインナップ(通常モデル)
Xシリーズは、ボディサイズや形状別にX1〜X7まで6種類のモデルが揃っています。
※SAV(X1、X3、X5、X7)、SAC(X2、X6)となります。
また、通常モデルから派性した「iシリーズ」やスポーツモデル「Mモデル」もあり、全て合わせると13種類になり、各モデルにはガソリン仕様やディーゼル仕様、「M Sport」などといった様々なグレードが展開されています。
ここからは、現在販売されているXシリーズ各モデルの特徴や、グレード、基本スペックをご紹介していきます。
まずは通常モデルのX1〜X7について見ていきましょう。
BMW X1
X1は、シリーズの中で最もコンパクトなモデルです。
2023年に登場した3代目は、先代よりもボディサイズが一回り大きく、「BMWカーブド・ディスプレイ」を搭載しています。
また、Xシリーズの中で最もリーズナブルな価格設定なのも、このX1となります。
現在X1のグレードは、3種類が展開されています。
エントリーモデルの「X1 sDrive18i」は、日本の道路交通事情にマッチしたボディサイズながら、FFレイアウトを活かした広い室内空間を実現。ファミリーユースにもご満足いただけます。
また、ディーゼルモデルの「X1 xDrive20d」には、オリジナルの4WD技術「xDrive」を搭載。力強い走り出しや、高い走破性を求める方にもぴったりです。
さらに、排気量を拡大したスポーツグレード「X1 M35i xDrive」もラインナップ。
317馬力を発揮するガソリンエンジンを搭載し、足回りもスポーツ仕様。走りに妥協をしたくないという方にもご満足いただけます。
モデル名 | X1 sDrive18i(M Sport) | X1 xDrive20d(xLine / M Sport) | X1 M35i xDrive |
全長×全幅×全高(mm) | 4,500×1,835×1,625 | 4,500×1,835×1,645/1,625 | 4,500×1,845×1,625 |
ホイールベース(mm) | 2,690 | 2,690 | 2,690 |
乗車定員(人) | 5 | 5 | 5 |
ラゲッジ容量(L) | 540(1,600※後席収納時) | 540(1,545※後席収納時) | 540(1,600※後席収納時) |
エンジンの種類 | 直列3気筒DOHCガソリン | 直列4気筒DOHCディーゼル+マイルド・ハイブリッド | 直列4気筒DOHCガソリン |
排気量(cc) | 1,498 | 1,995 | 1,998 |
最高出力(kW〔ps〕/rpm) | 115〔156〕/ 5,000 | 110〔150〕 / 4,000 | 233〔317〕/ 5,750 |
最大トルク(Nm/rpm) | 230 / 1,500-4,600 | 360 / 1,500-2,500 | 400 / 2,000-4,500 |
WLTCモード燃費(km/L) | 14.4 | 19.5 | 12.4 |
車両本体価格 | 550万円 | 640万円 | 798万円 |
BMW X2
X1のクーペモデルとなります。
基本コンポーネントはX1シリーズと共通ですが、X2にはクーペスタイルが反映され、よりスタイリッシュな仕上がりです。
また、コンパクトで運転しやすく、収納能力に優れた一面を持つため、実用性を求める方にもご満足いただけます。
現在のX2には、ガソリンモデルの2グレードが展開されています。
スタンダードグレードの「X2 xDrive20i」は、204馬力を発揮するエンジンや「アダプティブMサスペンション」を搭載した「M Sport」仕様。
上位モデルの「X2 M35i xDrive」には、X1の「M35i」同様に317馬力のエンジンと「xDrive」が搭載されています。
コンパクトながら、スポーティでスタイリッシュなモデルをお探しの方は、ぜひご検討ください。
モデル名 | X2 xDrive20i(M Sport) | X2 M35i xDrive |
全長×全幅×全高(mm) | 4,555×1,845×1,575 | 4,565×1,845×1,575 |
ホイールベース(mm) | 2,690 | 2,690 |
乗車定員(人) | 5 | 5 |
ラゲッジ容量(L) | 560(1,470※後席収納時) | 560(1,470※後席収納時) |
エンジンの種類 | 直列4気筒DOHCガソリン | 直列4気筒DOHCガソリン |
排気量(cc) | 1,998 | 1,998 |
最高出力(kW〔ps〕/rpm) | 150〔204〕/ 5,000 | 233〔317〕/ 5,750 |
最大トルク(Nm/rpm) | 300 / 1,450-4,500 | 400 / 2,000-4,500 |
WLTCモード燃費(km/L) | 12.8 | 12.2 |
車両本体価格 | 646万円 | 824万円 |
BMW X3
ミドルクラスSUVとして高い人気を誇るX3は、兄貴分であるX5に次いで長い歴史を持ちます。
こちらも日本の公道に適したサイズで、着座位置が高く、運転しやすいのが特徴です。
また、ドライビング・アシスト機能も充実しているため、市街地にお住まいの方でも安心してお乗りいただけます。
現在のX3は、2024年のフルモデルチェンジのタイミングでマイルド・ハイブリッドが搭載されるようになりました。
グレードは3種類が展開されています。
ベーシックグレードの「X3 20 xDrive」には、190馬力を発揮する2L直列4気筒ガソリンエンジンを搭載。マイルド・ハイブリッドも組み込まれているため、走り出しも軽快です。
ディーゼルモデルの「X3 20d xDrive」は低燃費が持ち味。経済的なメリットを感じたい方にもおすすめです。
そしてMパフォーマンスモデルの「X3 M50 xDrive」には、「シルキーシックス」と呼ばれる直列6気筒エンジンを搭載。走りにこだわる方にもご満足いただけます。
現行型のX3(G45)については、以下の記事で詳しくご紹介しています。
関連記事>>新型BMW X3(G45)はどう進化した?特徴やグレードを徹底紹介
モデル名 | X3 20 xDrive(xLine) | X3 20d xDrive(M Sport) | X3 M50 xDrive |
全長×全幅×全高(mm) | 4,755×1,920×1,660 | 4,755×1,920×1,660 | 4,755×1,920×1,660 |
ホイールベース(mm) | 2,865 | 2,865 | 2,865 |
乗車定員(人) | 5 | 5 | 5 |
ラゲッジ容量(L) | 570(1,700※後席収納時) | 570(1,700※後席収納時) | 570(1,700※後席収納時) |
エンジンの種類 | 直列4気筒DOHCガソリン+マイルド・ハイブリッド | 直列4気筒DOHCディーゼル+マイルド・ハイブリッド | 直列6気筒DOHCガソリン+マイルド・ハイブリッド |
排気量(cc) | 1,998 | 1,995 | 2,997 |
最高出力(kW〔ps〕/rpm) | 140〔190〕 / 5,000 | 145〔197〕 / 4,000 | 280〔381〕 / 5,500 |
最大トルク(Nm/rpm) | 310 / 1,500-4,000 | 400 / 1,500-2,750 | 540 / 1,900-4,800 |
WLTCモード燃費(km/L) | 13.1 | 16.3 | 11.9 |
車両本体価格 | 808万円 | 874万円 | 1,008万円 |
BMW X5
X5は、この世の中に「プレミアムSUV」というジャンルを生み出した、パイオニアと呼ぶべきモデルです。
全幅2,005mmという迫力のボディに、力強いパワートレインと最先端のテクノロジーを詰め込んだその姿はまさに「陸の王者」そのもの。
現行型のX5には、3つのグレードが展開されています。
ベーシックモデルは「X5 xDrive40d」で、マイルド・ハイブリッドが組み込まれた直列6気筒ディーゼルエンジンを搭載します。
ガソリンエンジンを搭載する「X5 xDrive50e」は、通常の電気モーターが組み込まれたハイブリッドモデル。ご自宅や公共の充電施設で電力を補充するプラグイン・ハイブリッドタイプとなります。
「X5 M60i xDrive」には、一回り大きなV型8気筒エンジンが搭載されており、最高出力530馬力を発揮します。
豪華で装備も充実したプレミアムSAVをお求めの方にぴったりのモデルと言えるでしょう。
モデル名 | X5 xDrive40d(M Sport) | X5 xDrive50e(M Sport) | X5 M60i xDrive |
全長×全幅×全高(mm) | 4,935×2,005×1,770 | 4,935×2,005×1,770 | 4,935×2,005×1,770 |
ホイールベース(mm) | 2,975 | 2,975 | 2,975 |
乗車定員(人) | 7 | 5 | 5 |
ラゲッジ容量(L) | 550(1,770※後席収納時) | 500(1,720※後席収納時) | 650(1,870※後席収納時) |
エンジンの種類 | 直列6気筒DOHCディーゼル+マイルド・ハイブリッド | 直列6気筒DOHCガソリン+モーター | V型8気筒DOHCガソリン+マイルド・ハイブリッド |
排気量(cc) | 2,992 | 2,997 | 4,394 |
最高出力(kW〔ps〕/rpm) | 250〔340〕/ 4,400 | 230〔313〕 / 5,500 | 390〔530〕 / 6,000 |
最大トルク(Nm/rpm) | 700 / 1,750-2,250 | 450 / 1,750-4,700 | 750 / 1,8004,600 |
WLTCモード燃費(km/L) | 12.4 | 10.1 | 8.5 |
車両本体価格 | 1,356万円 | 1,332万円 | 1,578万円 |
BMW X6
X5ベースのクーペモデルです。
初代X6シリーズは2008年にデビューしましたが、そのスタイルには賛否両論がありました。
アウトドアを本分とするSUV、しかもミドルクラス以上のモデルにクーペスタイルは不釣り合いなのではないかという疑問があったのです。
しかし現在、クーペSUVは都市型のプレミアムSUVとして高い人気を誇り、X6シリーズは、その先駆車として最先端を走り続けています。
現在販売されているX6は、2023年に登場した3代目。2グレードが展開されています。
ベーシックモデルは、X5と同じくディーゼルモデルの「X6 xDrive35d」で、286馬力を発揮するエンジンとマイルド・ハイブリッドを搭載しています。
また、スポーツモデルの「X6 M60i xDrive」には、530馬力を発揮するV型8気筒エンジンが搭載されています。
迫力と美しさを両立した唯一無二のモデル。他とは一味違うSUVをお求めの方は、ぜひご検討ください。
モデル名 | X6 xDrive35d(M Sport) | X6 M60i xDrive |
全長×全幅×全高(mm) | 4,955×2,005×1,695 | 4,955×2,005×1,695 |
ホイールベース(mm) | 2,975 | 2,975 |
乗車定員(人) | 5 | 5 |
ラゲッジ容量(L) | 580(1,530※後席収納時) | 580(1,530※後席収納時) |
エンジンの種類 | 直列6気筒DOHCディーゼル+マイルド・ハイブリッド | V型8気筒DOHCガソリン+マイルド・ハイブリッド |
排気量(cc) | 2,992 | 4,394 |
最高出力(kW〔ps〕/rpm) | 210〔286〕 / 4,000 | 390〔530〕 / 6,000 |
最大トルク(Nm/rpm) | 650 / 1,500-2,500 | 750 / 1,800-4,600 |
WLTCモード燃費(km/L) | 12.8 | 8.7 |
車両本体価格 | 1,336万円 | 1,684万円 |
BMW X7
プレミアムSUVの先駆車であるBMWが誇る、最上級モデルです。
SAVのフラッグシップとしての気品を漂わせながらも、BMWのSAVとしては初の3列シートを採用するなど、高いユーティリティ性能も実現しています。
もちろんBMWで1番大きいSUVモデルは、このX7です。
特大級のSUVに、「X7 M60i xDrive」は530馬力、750Nmの驚異的なパワーユニットを搭載。
0-100km/h加速は4.7秒という俊足ぶりで、「駆けぬける歓び」のキャッチフレーズに違わぬ走りを実現しています。
また、X7はオリジナルカスタムオーダー「BMW X7 NISHIKI LOUNGE」や、限定色「BMW X7 BLACK-α」の販売など、最上級モデルならではのプランも設定されています。
現在販売されているX7は、2グレードが展開されています。
ベーシックグレードの「X7 xDrive40d」は、340馬力を発揮するディーゼルエンジンを搭載。7人乗り仕様の大きな車体に、ディーゼル+マイルド・ハイブリッドの組み合わせで、最大トルクは700Nmを発揮します。
燃費も11.8km/Lと、このクラスでリッター10km以上という驚きの数値となっています。
スポーツグレードの「X7 M60i xDrive」には、X5やX6のスポーツグレード「M60i」と同じエンジンが搭載されます。
モデル名 | X7 xDrive40d(Excellence / M Sport) | X7 M60i xDrive |
全長×全幅×全高(mm) | 5,170×2,000×1,835 | 5,170×2,000×1,835 |
ホイールベース(mm) | 3,105 | 3,105 |
乗車定員(人) | 7(6※コンフォートシート装備車) | 7(6※コンフォートシート装備車) |
ラゲッジ容量(L) | 750(2,210※後席収納時) | 750(2,210※後席収納時) |
エンジンの種類 | 直列6気筒DOHCディーゼル+マイルド・ハイブリッド | V型8気筒DOHCガソリン+マイルド・ハイブリッド |
排気量(cc) | 2,992 | 4,394 |
最高出力(kW〔ps〕/rpm) | 250〔340〕 / 4,400 | 390〔530〕 / 5,500 |
最大トルク(Nm/rpm) | 700 / 1,750-2,250 | 750 / 1,800-4,600 |
WLTCモード燃費(km/L) | 11.8 | 8.2 |
車両本体価格 | 1,438 / 1,480万円 | 1,820万円 |
BMW Xシリーズのラインナップ(BEVモデル)
続いて、BEVモデルをご紹介していきます。
XシリーズのBEVモデルは、2020年に登場したiX3が始まりです。ベースモデルであるX3の原型を崩すことなく、むしろBEVモデルとしてさらに熟成させた形で登場しました。
「モーターはエンジンと比べて性能が劣る」という話はもう過去のもの。BMWのBEV技術は出力、電費の両面でガソリンモデルと同等、それ以上の性能を発揮します。
次世代Xシリーズの軸となるのは間違いないでしょう。
関連記事>>BMW iシリーズの全て
BMW iX
2023年に3代目X1が登場したタイミングで追加されたiX1。コンパクトプレミアムSUVを代表するBEVモデルとして人気を集めています。
iX1は、車体や装備こそガソリンモデルのX1と変わりませんが、エンジンの代わりにBMW独自開発の専用モーターを搭載しています。
モーター特有の静かな走りが楽しめるのはもちろん、オリジナルの走行サウンドが楽しめる「アイコニック・サウンド・エレクトリック」も搭載。X1とは一味違ったドライビングが楽しめます。
現在iX1には、2グレードが展開されています。
ベーシックグレードの「iX1 eDrive20」は前輪モーター搭載型で、FRならではのハンドリングが楽しめます。フル充電からの連続走行距離が495kmと長めなのもポイントです。
また、上位モデルの「iX1 xDrive30」には2つのモーターを搭載。前後輪を駆動する「xDrive」が採用されています。
トータル出力は306馬力で連続走行距離は465kmと、パワーと電費のバランスも非常に優れています。
モデル名 | iX1 eDrive20(M Sport) | iX1 xDrive30(xLine / M Sport) |
全長×全幅×全高(mm) | 4,500×1,835×1,620 | 4,500×1,835×1,620 |
ホイールベース(mm) | 2,690 | 2,690 |
乗車定員(人) | 5 | 5 |
ラゲッジ容量(L) | 490(1,495※後席収納時) | 490(1,495※後席収納時) |
電気モーター種類 | 交流同期電動機(前輪モーター) | 交流同期電動機(前後モーター) |
定格出力(kW〔ps〕) | 68〔92〕 | 55〔75〕/55〔75〕 |
最高出力(kW〔ps〕/ rpm) | 150〔204〕/ 8,000 | 140〔190〕/ 8,000(前)
140〔190〕/ 8,000(後) |
最大トルク(Nm / rpm) | 250 / 05,200 | 247 / 04,900(前)
247 / 04,900(後) |
システム・トータル最高出力(kW〔ps〕) | – | 225〔306〕 |
システム・トータル最大トルク(Nm) | – | 494 |
一充電走行距離WLTCモード(km) | 495 | 465 |
車両本体価格 | 669万円 | 737万円 |
BMW iX2
スタイリッシュなクーペ、X2のBEVモデルです。
流麗なデザインやスポーティで優れた走破性を持つX2に、最新の電動テクノロジーが融合した大変珍しいモデルです。
現在のiX2は、「iX2 xDrive30」の1グレードのみとなります。
こちらのグレードは前後にモーターを搭載した「xDrive」で、システム・トータル出力は306馬力となっています。
「ドライビング・アシスト・プロフェッショナル」や「パーキング・アシスト・プラス」などといった安全装備も充実しているため、日常のドライブも安心です。
モデル名 | iX2 xDrive30(M Sport) |
全長×全幅×全高(mm) | 4,555×1,845×1,575 |
ホイールベース(mm) | 2,690 |
乗車定員(人) | 5 |
ラゲッジ容量(L) | 510(1,560※後席収納時) |
電気モーター種類 | 交流同期電動機(前後モーター)
|
定格出力(kW〔ps〕) | 55〔75〕(前)/55〔75〕(後) |
最高出力(kW〔ps〕/ rpm) | 140〔190〕/ 8,000(前)
140〔190〕/ 8,000(後) |
最大トルク(Nm / rpm) | 247 / 0-4,900(前)
247 / 0-4,900(後) |
システム・トータル最高出力(kW〔ps〕) | 225〔306〕 |
システム・トータル最大トルク(Nm) | 494 |
一充電走行距離WLTCモード(km) | 460 |
車両本体価格 | 758万円 |
BMW iX3
3代目G01型X3がベースのBEVモデルです。現在のX3は4代目が登場しているため、このiX3は、一つ前の世代のモデルとなります。
L字型のエア・インテークやリアスポイラーの一部、スタート・ストップボタンやシフトノブの周囲は「BMW iブルー」に彩られており、ガソリンモデルと上手く差別化されています。
また、通常モデルではオプション設定とされている「電動パノラマ・ガラス・サンルーフ」が標準装備。静かで開放的なドライブが楽しめるのは、このiX3ならではの大きな魅力です。
なお、iX3は2025年3月をもって生産が終了していますが、現在も在庫車両の販売は行われています。(2025年8月時点の情報です)
現在展開されているグレードは「iX3 M Sport」のみとなります。こちらは後輪駆動の仕様で、連続航続距離は517kmと、ロングドライブにも対応しています。
モデル名 | iX3(M Sport) |
全長×全幅×全高(mm) | 4,740×1,890×1,670 |
ホイールベース(mm) | 2,865 |
乗車定員(人) | 5 |
ラゲッジ容量(L) | 510(1,560※後席収納時) |
電気モーター種類 | 交流同期電動機(後輪モーター) |
定格出力(kW〔ps〕) | 80.0〔109〕 |
最高出力(kW〔ps〕/ rpm ) | 210〔286〕/ 6,000 |
最大トルク(Nm/rpm) | 400 / 0-4,500 |
一充電走行距離WLTCモード(km) | 517 |
車両本体価格 | 922万円 |
BMW Xシリーズのラインナップ(Mモデル)
BMWのスポーツカーと言えば、M社が手がける本格ハイスペックシリーズ「Mモデル」が有名です。
BMWの走りに対するこだわりをこれでもかというほど詰め込んだ、「駆けぬける歓び」を最も感じられるモデルに仕上がっています。
そしてこのDNAが刻まれているのが、これからご紹介する「X5M」「X6M」「XM」です。
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BMW X5M
ベースモデルのX5に、625馬力を発揮するV型8気筒エンジンと「8速 Mステップトロニック・トランスミッション」を搭載したモデルです。
「アダプティブ M サスペンション・プロフェッショナル」や「Mコンパウンド・ブレーキ」「M xDriveシステム」などといった、ワンランク上の足回りパーツも多数搭載されています。
また、マイルド・ハイブリッドと「Mツイン・パワー・ターボ・テクノロジー」の組み合わせはM社初の試み。0-100km/h加速は3.9秒と、ミドルクラスのSUVとしては驚異的な数値です。
そのままサーキットを走れるポテンシャルを秘めているため、足回りは少々固めですが、高速道路などのスピードを乗せて走る道路では抜群の安定感を発揮します。
特別なX5に乗りたい方は、ぜひ候補に入れてみてはいかがでしょう。
モデル名 | X5 M Competition |
全長×全幅×全高(mm) | 4,955×2,015×1,770 |
ホイールベース(mm) | 2,970 |
乗車定員(人) | 5 |
ラゲッジ容量(L) | 650(1,870※後席収納時) |
エンジン形式 | S68B44A |
エンジンの種類 | V型8気筒DOHCガソリン+マイルド・ハイブリッド |
排気量(cc) | 4,394 |
最高出力(kW〔ps〕/rpm) | 460〔625〕 / 6,000 |
最大トルク(Nm/rpm) | 750 / 1,8005,500 |
モーター最高出力(kW〔ps〕/rpm) | 9〔12〕/2,000 |
モーター最大トルク(Nm/rpm) | 200 / 0300 |
0-100km/h加速(秒) | 3.9 |
WLTCモード燃費(km/L) | 7.8 |
車両本体価格 | 2078万円 |
BMW X6M
先程ご紹介した「X5M」のクーペバージョンです。
ボディサイズは「X5M」とほぼ同じで、搭載されるパワーユニットも同型ですが、こちらはスタイリッシュなクーペボディに、Mモデルのスパルタンさが融合したモデル。車体の大きさも相まって、圧倒的な存在感があります。
インテリアは定番の「BMWカーブド・ディスプレイ」を中心に、M専用の「ヘッドアップ・ディスプレイ」を搭載。助手席側にはMロゴが浮かび上がる「ライト・バー」も設置されています。
唯一無二のデザインと圧倒的なパフォーマンスを秘めた、特別な「X6」と言えるでしょう。
モデル名 | X6 M Competition |
全長×全幅×全高(mm) | 4,955×2,020×1,695 |
ホイールベース(mm) | 2,970 |
乗車定員(人) | 5 |
ラゲッジ容量(L) | 580(1,530※後席収納時) |
エンジン形式 | S68B44A |
エンジンの種類 | V型8気筒DOHCガソリン+マイルド・ハイブリッド |
排気量(cc) | 4,394 |
最高出力(kW〔ps〕/rpm) | 460〔625〕 / 6,000 |
最大トルク(Nm / rpm) | 750 / 1,800-5,500 |
モーター最高出力(kW〔ps〕/rpm) | 9〔12〕/2,000 |
モーター最大トルク(Nm/rpm) | 200 / 0300 |
0-100km/h加速(秒) | 3.9 |
WLTCモード燃費(km/L) | 7.8 |
車両本体価格 | 2,118万円 |
BMW XM
7シリーズと同等の高級感と、Mモデルの持つ圧倒的な走行性能を両立した最高級モデル。唯一Mモデル専用に開発されたモデルでもあります。
X7に匹敵する大きさのボディに、オリジナルチューニングを施したV型8気筒エンジンを搭載。「Mツイン・パワー・ターボ・テクノロジー」と電動モーターも組み込まれ、ベーシックグレードの最高出力は653馬力を発揮します。
また、上級グレード「XM Label」になると、最高出力はなんと748馬力。この驚異的なパワーは「M xDrive」によって一切無駄なく路面に伝えられます。
なお、「XM Label」は、世界限定500台という大変希少なモデルです。
ラージクラスSUVの持つ高い実用性に、高級車らしいラグジュアリーな内装。そしてスーパーカー並の走行性能。
X7はXシリーズの中の最上級モデルという位置付けですが、もちろんこのXMも肩を並べる存在。それどころか、BMW全体の頂点に君臨するモデルと言えるかもしれません。
モデル名 | XM | XM Label |
全長×全幅×全高(mm) | 5,110×2,005×1,755 | 5,110×2,005×1,755 |
ホイールベース(mm) | 3,105 | 3,105 |
乗車定員(人) | 5 | 5 |
ラゲッジ容量(L) | 527(1,820※後席収納時) | 527(1,820※後席収納時) |
エンジンの種類 | V型8気筒DOHCガソリン+モーター | V型8気筒DOHCガソリン+モーター |
排気量(cc) | 4,394 | 4,394 |
最高出力(kW〔ps〕/rpm) | 360〔489〕 / 6,000 | 430〔585〕 / 6,000 |
最大トルク(Nm/rpm) | 650 / 1,6005,000 | 750 / 1,8005,400 |
0-100km/h加速(秒) | 4.3 | 3.8 |
WLTCモード燃費(km/L) | 8.5 | 8.5 |
車両本体価格 | 2,130万円 | 2,420万円 |
目的別Xシリーズの選び方
日常での使い勝手が優れたモデルをご検討されている方なら、比較的コンパクトなX1やX2、X3がおすすめです。
X1やX2は運転しやすくスタイリッシュな見た目をしているため、女性の方にも人気です。
また、ご家族が多い方や、荷物をたくさん乗せてお出かけされる方なら、ワンサイズ車格の大きなX5や、さらに大きなX7が適しています。
スポーティでスタイリッシュなデザインがお好みの方や、走りも楽しみたい方は、クーペモデルのX2やX6がおすすめです。
ほかにも、本格的なスポーツモデルが欲しいという方は「Mモデル」、環境性能を重視したい方は「iシリーズ」という選択肢もあります。
Xシリーズは価格差も大きいため、ご予算を考慮した上で最適なモデルをお選びいただく必要がございます。
Xシリーズの違いについて詳しく知りたい方や、どのモデルやシリーズを選べば良いかお悩みの方は、お気軽にスタッフまでお尋ねください。
お客様のご要望やご予算に応じた最適なモデルをご提案いたします。
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ぜひショールームにお越しいただき、その魅力をお確かめください。
Xシリーズは、Shonan/Toto BMWのショールームに展示しております。
また、あらかじめご予約いただければ、試乗いただくことも可能です。
※店舗によっては展示のないモデルもございますが、あらかじめご予約いただければ、可能な限りご用意させていただきます。
実車の確認や試乗をご希望の方は、下記の専用フォームよりお申し込みください。
Shonan/Toto BMWでは、Xシリーズの認定中古車も販売しております。
BMW独自の品質基準を満たした高品質な中古車のみ販売しているため、安心してお買い求めいただけます。
※Shonan/Toto BMW認定中古車の在庫検索は、以下のリンクから行えます。
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