目次
BMWは「駆けぬける歓び」というキャッチフレーズを具現化した、スポーティなセダン作りを得意とするメーカーです。
もちろんセダン以外にも、クーペやオープンカー、SUVなど様々なジャンルを展開していますが、中でも5シリーズはBMWの中心的存在です。
今回は、歴史的名シリーズ「ノイエ・クラッセ」の直系で、BMWを代表する5シリーズの特徴や歴史、現行モデルなどを詳しくご紹介していきます。
5シリーズの購入をご検討されている方はもちろん、5シリーズについて詳しく知りたいという方は、ぜひご参考にしてください。
BMW 5シリーズの特徴
あくまで”スポーティ”にこだわったアッパー・ミドル・サルーン
5シリーズは、3シリーズが属する「Dセグメント」の1つ上の「Eセグメント」に属する、「アッパー・ミドル・サルーン」にカテゴライズされるスポーティ・セダンです。
BMWの故郷であるドイツでは、会社の部長職以上の上層部社員や役員にクルマを支給する「カンパニーカー制度」があります。
一般的に支給されるのはドイツ車のプレミアムブランド、ミドルクラス以上の車両が多く、5シリーズはその中でも特に人気があり、採用率の高い一台となっています。
現行の5シリーズセダンは、全長が約5mに及ぶ堂々としたボディを持ちますが、ひとたびハンドルを切り込むと「スッ」と(スーッとではないところがポイント)軽快に反応してくれる良さがあります。
この特性は、スポーティ・セダンにこだわる5シリーズの面目躍如。実際に多くのオーナーから「ハンドリングが良い」と高評価を得ています。
ロング・ホイールベース、ツーリング、Mスポーツ、ディーゼルetc…シリーズ最多のバリエーション
5シリーズはBMWの中心的なモデルだけあり、バリエーションがかなり豊富です。
まず、現在のBMWの5シリーズは、「セダン」「ロング・ホイールベース」「ツーリング」3つのボディタイプがあります。
搭載されているパワーユニットは「エンジン+マイルド・ハイブリッド」が基本となりますが、電気モーターを搭載する「i5」も設定されています。
また、セダン・ツーリングモデルには、ディーゼルエンジンを搭載するグレードも展開されています。
さらにそれぞれのモデルには、スポーツグレードの「M Sport」も設定。ボディタイプやパワートレイン、スポーツ仕様の有無といった、オーナーのお好みに沿った最適なモデルが選べます。
現行型は電動モデル「i5」もラインナップ
現行モデルの5シリーズには、電動(BEV)モデルの「i5」もラインナップされています。
「i5」の基本デザインはガソリンモデルと同じですが、キドニーグリルやホイールはオリジナルのデザインが採用されています。
また、ベーシックモデルの「i5 eDrive40 Excellence」「i5 eDrive40 M Sport」には、340馬力※を発揮する電動モーターを搭載。
サスペンションは電動化の車体に最適化されており、5シリーズの上質な乗り心地を作り上げています。
さらに上級グレードの「i5 M60 xDrive」になると、システム最大出力は600馬力※以上を発生させます。
後輪操舵機能の「インテグレイテッド・アクティブ・ステアリング」や、BEVに特化したMスポーツサスペンション「アダプティブ M サスペンション・プロフェッショナル」など、高度な制御システムも搭載されています。
※一部、欧州仕様を参考にしています。
歴代のBMW 5シリーズ
ここからは、5シリーズの歴史をご紹介していきます。
5シリーズは、BMW存続の危機を救った大ヒットシリーズ「ノイエ・クラッセ」直系のシリーズになります。
1962年にデビューした「BMW 1500(ノイエ・クラッセ最初のモデル)」は、1963年に「BMW 1800」、1966年には「BMW 2000」と、次々に大排気量モデルを発表。この2モデルは「ノイエ・クラッセ」の中でも最大のヒットモデルとなります。
そしてこの「BMW 1800」「BMW 2000」をベースに生まれたのが、5シリーズです。
関連記事>>BMW Classic ノイエ・クラッセ
初代 E12型(1972-1981年)
初代5シリーズは、1972年に「BMW 1800 / 2000」の後継車としてデビューしました。
シャシなどの基本コンポーネントは「BMW 1800 / 2000」をベースとしていますが、ヘッドライト周りのデザインなどは大幅な変更を受けています。
中央が盛り上がった大きなボンネットや丸目4灯式のヘッドライト、前方が突き出た「シャーク・ノーズ」。随所に際立つデザインが盛り込まれた初代E12型は、5シリーズのイメージを世に根付かせることに成功します。
ちなみに「520i」のようなネーミングルールが採用されたのは、この初代5シリーズが始まりです。先頭の数字がシリーズを表し、後ろの2桁がエンジンの排気量を表しています。(520i→5シリーズの2.0Lモデルとなります)
【初代520i(前期型1972-1975)のスペック】
モデル名 | 520i |
全長×全幅×全高(mm) | 4,620×1,690×1,425 |
エンジンの種類 | ガソリン |
総排気量(cc) | 1,990 |
最高出力(hp/rpm) | 130 / 5,800 |
最大トルク(Nm/rpm) | 178 / 4,500 |
2代目 E28型(1982-1988年)
2代目となるE28型がデビューしたのは1982年。「世界一美しいクーペ」と言われた6シリーズと共通のプラットフォームが使用されており、美しいフォルムが自慢。
先代から続く前傾したフロントフェイスや、4灯式のヘッドライト、そして新たに空力を考慮したリアデザインを採用し、走りも重視したモデルへと変化していきます。
また、この時代からABSやエアバッグ、電子制御エンジンといった技術的な躍進も大きく、様々なグレードが展開されていきます。
1983年には5シリーズ初のディーゼルエンジン搭載モデル「524td」がデビュー。世界最速のディーゼルセダンとして世にインパクトを与えると、1985年にはM社のエンジンを載せたスポーツモデル「M535i」「M5」も登場。
最終的にE28型は72万台以上の生産台数を記録し、BMWを代表するモデルとなりました。
【2代目520iAのスペック】
モデル名 | 520iA |
全長×全幅×全高(mm) | 4,620×1,700×1,415 |
エンジンの種類 | ガソリン |
総排気量(cc) | 1,990 |
最高出力(hp/rpm) | 129 / 6,000 |
最大トルク(Nm/rpm) | 174 / 4,000 |
3代目 E34型(1988-1995)
3代目のE34型がデビューしたのは、日本のバブル期にあたる1988年です。
E32型7シリーズと共通のシルエットを持つボディは、2代目とは一線を画す現代的なデザインへと仕上がっています。
空力特性を煮詰めたボディデザインと、シルキーシックスと呼ばれる直列6気筒エンジンを搭載し、最高速200km/h以上をマーク。ロングホイールベースにより高速安定性も優れた、最速のセダンへと進化を遂げます。
1992年には、5シリーズ初の4輪駆動モデル「525iX」が登場。 また、上位モデルの「530i」と「540i」には、ワンサイズ大きなV型8気筒エンジンが搭載されています。
E34型の生産は1995年まで続き、シリーズ累計130万台の生産を記録しました。
【3代目525i(前期型1988-1991)のスペック】
モデル名 | 525i |
全長×全幅×全高(mm) | 4,720×1,750×1,415 |
エンジンの種類 | ガソリン |
総排気量(cc) | 2,493 |
最高出力(hp/rpm) | 168 / 5,800 |
最大トルク(Nm/rpm) | 222 / 4,300 |
4代目 E39型(1996-2003)
1996年にデビューした4代目E39型は、日本人デザイナーの永島譲二氏がデザインしたことで注目を集めました。
大型化されたボディを活かした高級感・重量感のあるデザインは空力もとことん追求されており、空気抵抗係数の低さはクラストップを誇ります。
また、サスペンションもオールアルミ化され、大型化に伴う重量増加を最小限に留めています。
さらに、トラクションコントロールやDSC(横滑り防止装置)といった最新の安全装備も採用されています。
そして2002年のマイナーチェンジでは「コロナ・リング(通称イカリング)」と呼ばれるスモールライト内蔵のヘッドライトが登場。こちらはBMWを象徴するデザインの一つとして、現在も受け継がれています。
最終的にE39型は、先代をさらに上回る148万台以上生産されました。
関連記事>>BMW”らしさ”を生み出すデザインの特徴
【4代目528i(前期型1996-1998)のスペック】
モデル名 | 528i |
全長×全幅×全高(mm) | 4,775×1,800×1,435 |
エンジンの種類 | ガソリン |
総排気量(cc) | 2,793 |
最高出力(hp/rpm) | 190 / 5,300 |
最大トルク(Nm/rpm) | 280 / 3,950 |
5代目 E60/E61型(2003-2010)
2003年にデビューした5代目E60型のデザインは、BMWの執行役員も兼任したチーフデザイナー、クリス・バングルのチームによるもの。
従来モデルの丸みを帯びたデザインから一転、彫刻のようにエッジを多用したデザインが話題になりました。
また、先代からさらにボディが大きくなりましたが、車重は75kgも軽量化。フロント部分をアルミ製とすることで、大幅な軽量化と理想的な重量バランスを実現しています。
2005年に登場したM5は、当時のF1技術を反映して作られたV型10気筒エンジンを搭載。最高出力500馬力オーバーという圧倒的なスペックを誇る、最強の5シリーズでした。
【5代目525iのスペック】
モデル名 | 525i |
全長×全幅×全高(mm) | 4,855×1,845×1,470 |
エンジンの種類 | ガソリン |
総排気量(cc) | 2,493 |
最高出力(hp/rpm) | 192 / 6,000 |
最大トルク(Nm/rpm) | 245 / 3,500 |
6代目 F07/F10/F11型(2009-2016)
6代目のF07は2009年にデビューしました。
この世代のモデルは、従来型のセダンやツーリングよりも先に、5ドアハッチバックの「グランツーリスモ(GT F07)」が発表されました。
「グランツーリスモ(GT F07)」は、エレガンスな見た目に広い室内空間と、ラグジュアリー路線に大きく舵を切っているモデル。
高級感溢れるレザーシートやフレームレスのサイドウインドウ、「BMWコネクテッド・ドライブ」などといった、乗る人を満足させる要素が満載でした。
そして翌2010年には、セダンとツーリングモデルが発表。コンポーネントはF01型7シリーズと共用で、ボディサイズは先代よりもさらに大型化しています。
2016年には初のプラグイン・ハイブリッド搭載モデル「530e iPerformance」が登場。現在のハイブリッドエンジンやBEVのルーツと言えるモデルはここから始まりました。
6代目は最終的に200万台以上もの売り上げを記録し、5シリーズ史上最も成功した世代と言われています。
【6代目535iのスペック】
モデル名 | 535i |
全長×全幅×全高(mm) | 4,910×1,860×1,471 |
エンジンの種類 | ガソリン |
総排気量(cc) | 2,979 |
最高出力(hp/rpm) | 306 / 5,800 |
最大トルク(Nm/rpm) | 400 / 1,200-4,500 |
7代目 G30/G31型(2017-2023)
7代目G30型は、2017年にデビューしました。
現在の8代目に通ずるロングノーズ、滑らかなルーフラインが特徴で、よりエレガントなモデルへと成長を遂げています。
また、先代からさらにアルミや超高張力鋼板を多用することで、ボディサイズはアップしていながらも、約100kgの軽量化を果たしています。
ハンドリングに優れるクルマを表現するのによく用いられる「まるで一回り小さなクルマを運転しているような」という言葉がピッタリの、軽快なドライビングプレジャーが自慢のモデルでした。
【7代目523iのスペック】
モデル名 | 523i |
全長×全幅×全高(mm) | 4,975×1,870×1,480 |
エンジンの種類 | ガソリン |
総排気量(cc) | 1,998 |
最高出力(hp/rpm) | 184 / 5,000 |
最大トルク(Nm/rpm) | 290 / 1,350-4,250 |
8代目 G60/G61型(2023-現在)
2023年に登場した新型5シリーズは、先代の7代目よりもさらに大型化しています。
この世代から大きく変わったのは、やはりこの世代からBEVモデル「i5」が追加されたことではないでしょうか。ちなみにツーリングモデルのBEVは日本初となります。
また、ガソリン、ディーゼルモデルの全てのグレードで「マイルド・ハイブリッド」が搭載されています。
これまではプラグイン・ハイブリッドモデル「530e」が単体で設定されていましたが、8代目からはハイブリッドがスタンダードとなっています。
さらに2025年には、もう一回りサイズの大きい「ロング・ホイールベース」も追加されています。
新型BMW 5シリーズの特徴
ここからは、8代目の新型5シリーズについて詳しくご紹介していきます。
エクステリア / インテリア
新型5シリーズのデザインは、メリハリのあるボディデザインがポイントです。
トランクルームまで滑らかに伸びるルーフラインと、シャーク・ノーズ&ロングボンネット。
「ズィッケ・ライン」と呼ばれる伝統のプレスラインは本モデルから省略されていますが、逆にメリハリのあるラインが省略されたことで、その分重量感のある仕上がりになっています。
また、キドニーグリルはフレーム部分がライトアップされる「アイコニック・グロー」が採用されており、夜間においても圧倒的な存在感を発揮します。
インテリアは「BMWカーブド・ディスプレイ」を中心とした非常にシンプルな設計。徹底的にシンプル化された車内空間のおかげで、ドライバーは走りに集中できます。
サイズ / 収納能力
ミドルクラスセダンだと、どうしても後席の足元が狭くなりがちですが、全長5mを超えるボディを持つ5シリーズであれば、後席のスペースも十分な広さがあり、同乗者を乗せての移動も問題なくできます。
また、5シリーズのトランクルームは、通常利用時で520L(セダン)と大容量な事もポイント。分割可倒式リアシートを畳むと奥行きが一気に広がり、長物の荷物もすぐに収納できます。
さらにラゲッジルームの両脇と下部には小物入れも設けられており、使い勝手も非常に優れています。
【5シリーズのサイズと収納能力】
セダン | ツーリング | ロング・ホイールベース | i5 | |
全長×全幅×全高(mm) | 5,060×1,900×1,515 | 5,060×1,900×1,515 | 5,175×1,900×1,520 | 5,060×1,900×1,505 |
ホイールベース(mm) | 2,995 | 2,995 | 3,105 | 2,995 |
収納容量(L) | 520 | 570(1,700※後席収納時) | 500 | 490 |
走行・燃費性能
5シリーズに搭載されるパワートレインは、次の通りとなります。
【セダン※ロング・ホイールベースを含む】
523i(Exclusive / M Sport) | 523d M Sport | 525Li Exclusive / M Sport※ロング・ホイールベース | |
パワーユニット形式 | 直列4気筒DOHCガソリン | 直列4気筒DOHCディーゼル | 直列4気筒DOHCガソリン |
ターボ形式 | ツイン・スクロール・ターボチャージャー | シーケンシャル・ツイン・ターボチャージャー | ツイン・スクロール・ターボチャージャー |
電気モーター | 48Vマイルド・ハイブリッド | 48Vマイルド・ハイブリッド | 48Vマイルド・ハイブリッド |
排気量(cc) | 1,998 | 1,995 | 1,998 |
最高出力(kW〔ps〕/ rpm) | 140〔190〕 / 5,000 | 145〔197〕 / 4,000 | 140〔190〕 / 5,000 |
最大トルク(Nm / rpm) | 310 / 1,500-4,000 | 400 / 1,500-2,750 | 310 / 1,500-4,000 |
WLTCモード燃費(km/L) | 14.4 | 16.6 | 15.1 |
【ツーリング】
523i(Exclusive / M Sport) | 523d(Exclusive / M Sport) | |
パワーユニット形式 | 直列4気筒DOHCガソリン | 直列4気筒DOHCディーゼル |
ターボ形式 | ツイン・スクロール・ターボチャージャー | シーケンシャル・ツイン・ターボチャージャー |
電気モーター | 48Vマイルド・ハイブリッド | 48Vマイルド・ハイブリッド |
排気量(cc) | 1,998 | 1,995 |
最高出力(kW〔ps〕/ rpm) | 140〔190〕 / 5,000 | 145〔197〕 / 4,000 |
最大トルク(Nm / rpm) | 310 / 1,500-4,000 | 400 / 1,500-2,750 |
WLTCモード燃費(km/L) | 14.3 | 15.7 |
【i5※ロング・ホイールベースを含む】
i5 eDrive40(Excellence / M Sport) | i5 M60 xDrive | |
パワーユニット形式 | 交流同期電動機(後輪) | 交流同期電動機(前後輪) |
最高出力(kW〔ps〕/ rpm) | 250〔340〕/8,000 | 200〔272〕/8,000(前)/250〔340〕/8,000(後) |
最大トルク(kW〔ps〕/ rpm) | 400/0-6,000 | 365/0-5,200(前)/430/0-5,500(後) |
システムトータル最高出力(kW〔ps〕) | – | 442〔601〕 |
システムトータル最大トルク(Nm) | – | 795 |
連続航続距離(km) | 648 | 527 |
先代までは上位モデルに直6気筒搭載モデルがラインアップされていましたが、現在は直列4気筒に統一されています。
ただ、エンジンがダウンサイズされたからといって、性能が劣るというわけではありません。
徹底的に燃焼効率を追求して開発されたエンジンにツインターボと電気モーターが組み合わされており、高出力、低燃費を実現しています。
安全機能
現行の5シリーズは、事故を予防するセーフティ機能も進化しています。
「ドライビング・アシスト・プロフェッショナル」と呼ばれる安全運転サポートシステムは、主に次のような機能が搭載されています。
- 高速道路渋滞時ハンズ・オフ・アシスト
- ACC/アクティブ・クルーズ・コントロール(ストップ&ゴー機能付)
- ステアリング&レーン・コントロール・アシスト
- レーン・ディパーチャー・ウォーニング(車線逸脱警告システム)
- レーン・キーピング・アシスト
- 衝突回避・被害軽減ブレーキ
- 前車接近警告機能
- 後車衝突警告機能
- トラフィック・サイン・アシスト(速度制限認識)
- エマージェンシー・ストップ・アシスト
また、運転中の安全だけでなく、駐車中の盗難や車上荒らしを監視する「アラーム・システム」も標準装備。愛車を守る機能も付いているため、安心いただけます。
価格
5シリーズの車両本体価格は、セダンで826〜1,602万円、ツーリングで868〜1,642万円、ロング・ホイールベースで948〜1,048万円となっています。
目安として3・7シリーズと比較すると、
- 3シリーズ・・・662〜750万円
- 5シリーズ・・・826〜946万円
- 7シリーズ・・・1,642万円
と、3シリーズよりも160〜200万円ほど高く、7シリーズよりも700〜800万円ほど安くなっています。
※上記価格の比較はガソリン/ディーゼルのべーシックグレードで計算しています。
【セダン】
モデル・グレード | 車両本体価格(税込) |
523i Exclusive | 826万円 |
523i M Sport | 896万円 |
523d xDrive M Sport | 946万円 |
i5 eDrive40 Excellence | 1,028万円 |
i5 eDrive40 M Sport | 1,028万円 |
i5 M60 xDrive | 1,602万円 |
【ツーリング】
モデル・グレード | 車両本体価格(税込) |
523i Exclusive | 868万円 |
523i M Sport | 938万円 |
523d Exclusive | 918万円 |
523d xDrive M Sport | 988万円 |
i5 eDrive40 Excellence | 1,070万円 |
i5 eDrive40 M Sport | 1,070万円 |
i5 M60 xDrive | 1,642万円 |
【ロング・ホイールベース】
モデル・グレード | 車両本体価格(税込) |
525Li Exclusive M Sport | 948万円 |
i5 eDrive35L Exclusive M Sport | 1,048万円 |
BMW 5シリーズのラインナップ
現在発売されている5シリーズは、15種類のグレードが展開されています。各グレードの特徴も見ていきましょう。
セダン
5シリーズの中で最もポピュラーなセダンタイプは、ガソリンエンジンを搭載する「523i」と、ディーゼルエンジンを搭載する「523d」がラインアップされています。
「523i」には、高級感溢れる内外装が特徴の「Exclusive」と、スポーツ志向の強い「M Sport」の2種類を設定。オーナーの好みに沿ったグレードが選べます。
また、搭載されているエンジンは直列4気筒エンジンですが、全てのグレードでターボ+ハイブリッド化されており、走りも燃費も非常に優れています。
3シリーズよりも一回り大きくて存在感があるため、所有する歓びも十分に感じられます。
モデル名 | 523i Exclusive | 523i M Sport | 523d xDrive M Sport |
全長×全幅×全高(mm) | 5,060×1,900×1,515 | 5,060×1,900×1,515 | 5,060×1,900×1,515 |
ホイールベース(mm) | 2,995 | 2,995 | 2,995 |
乗車定員(人) | 5 | 5 | 5 |
ラゲッジ容量(L) | 520 | 520 | 520 |
エンジンの種類 | 直列4気筒DOHCガソリン | 直列4気筒DOHCガソリン | 直列4気筒DOHCディーゼル |
排気量(cc) | 1,998 | 1,998 | 1,995 |
最高出力(kW〔ps〕/rpm) | 140〔190〕 / 5,000 | 140〔190〕 / 5,000 | 145〔197〕 / 4,000 |
最大トルク(Nm/rpm) | 310 / 1,500-4,000 | 310 / 1,500-4,000 | 400 / 1,500-2,750 |
WLTCモード燃費(km/L) | 14.4 | 14.4 | 16.6 |
車両本体価格 | 826万円 | 896万円 | 946万円 |
セダン(ロング・ホイールベース)
先ほどご紹介したセダンのロングホイールベースモデルです。2025年の4月に新たに日本市場に導入されました。
セダンよりも全長が115mm、ホイールベースが110mm延長されており、その分後席の居住空間が広くなっています。
7シリーズに匹敵するほどの車内の広さと、ロングホイールベースと20インチの大径ホイール。走行安定性や乗り心地は、ほかの5シリーズのモデルを圧倒します。
また、ルーフには「スカイ・ラウンジ・パノラマ・ガラス・サンルーフ」も標準装備。より乗り心地を良くするために、専用設計された後部シートも採用されています。
さらに、名前に「M Sport」と付くように、専用のMスポーツサスペンションも搭載されているため、キレのあるハンドリングも味わえます。
通常グレードの5シリーズセダンに、もうワンランク上の走行性能や高級感を求める方は、ぜひご検討下さい。
モデル名 | 525Li Exclusive M Sport | i5 eDrive35L Exclusive M Sport |
全長×全幅×全高(mm) | 5,175×1,900×1,520 | – |
ホイールベース(mm) | 3,105 | – |
乗車定員(人) | 5 | – |
ラゲッジ容量(L) | 500 | – |
エンジンの種類 | 直列4気筒DOHCガソリン | – |
排気量(cc) | 1,998 | – |
最高出力(kW〔ps〕/rpm) | 140〔190〕 / 5,000 | – |
最大トルク(Nm/rpm) | 310 / 1,500-4,000 | – |
WLTCモード燃費(km/L) | 15.1 | – |
車両本体価格 | 948万円 | 1,048万円 |
ツーリング
基本グレードはセダンと同じですが、本モデルの方には「523d Exclusive」が追加されています。
ツーリングモデルの一番の特徴は、何と言っても広げられた後席とラゲッジルーム。後席シートを折り畳めば最大1700Lと、ミドルクラスSUVの「X3」と同等の広さになります。
また、ツーリングならではの美しいボディデザインも魅力のひとつです。
日常生活や仕事、長距離ドライブやレジャー、あらゆるシーンで活躍するモデルと言えます。
モデル名 | 523i Exclusive | 523i M Sport | 523d Exclusive | 523d xDrive M Sport |
全長×全幅×全高(mm) | 5,060×1,900×1,515 | 5,060×1,900×1,515 | 5,060×1,900×1,515 | 5,060×1,900×1,515 |
ホイールベース(mm) | 2,995 | 2,995 | 2,995 | 2,995 |
乗車定員(人) | 5 | 5 | 5 | 5 |
ラゲッジ容量(L) | 570※1,700(後席収納時) | 570※1,700(後席収納時) | 570※1,700(後席収納時) | 570※1,700(後席収納時) |
エンジンの種類 | 直列4気筒DOHCガソリン | 直列4気筒DOHCガソリン | 直列4気筒DOHCディーゼル | 直列4気筒DOHCディーゼル |
排気量(cc) | 1,998 | 1,998 | 1,995 | 1,995 |
最高出力(kW〔ps〕/rpm) | 140〔190〕 / 5,000 | 140〔190〕 / 5,000 | 145〔197〕 / 4,000 | 145〔197〕 / 4,000 |
最大トルク(Nm/rpm) | 310 / 1,500-4,000 | 310 / 1,500-4,000 | 400 / 1,500-2,750 | 400 / 1,500-2,750 |
WLTCモード燃費(km/L) | 14.3 | 14.3 | 15.7 | 15.7 |
車両本体価格 | 868万円 | 938万円 | 918万円 | 988万円 |
新型 i5(セダン/ツーリング)
BEVモデルのセダンです。
セダン、ツーリングそれぞれに「i5 eDrive40 Excellence」「i5 eDrive40 M Sport」「i5 M60 xDrive」の3グレードを展開。
エレガントな内外装が売りの「i5 eDrive40 Excellence」と、スポーティさが売りの「i5 eDrive40 M Sport」が基本グレードとなります。
また、上位モデルの「i5 M60 xDrive」は、前後にモーターを搭載するハイスペック仕様。Mモデルのような圧倒的なパフォーマンスが持ち味です。
さらに全車にオリジナルサウンドを演出する「BMWアイコニック・サウンド・エレクトリック」も設定。電動モデルならではのオリジナルなサウンドと、静かで上質な走りが体感できます。
Shonan/Toto BMWでは最新のBMW 5シリーズにご試乗いただけます
5シリーズはBMWの現行車種の中で最も歴史があるモデルです。
また、ビジネス、フォーマル、カジュアル、どんなシチュエーションにもマッチし、さらにはドライビングも楽しむことができる万能なモデルとなっています。
実用性を重視したSUVが流行する昨今、もう一度究極の万能スポーティ・セダン、5シリーズの魅力を再発見してみてはいかがでしょう。
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