TotoBMW COLUMN TotoBMW COLUMN


羊の皮を被った狼 初代M5 M1ゆずりの3.5Lの直6エンジンを4ドアサルーンである5シリーズのボディに押し込み、サスペンションやブレーキにチューニングを加えたのが「羊の皮を被った狼」と呼ばれた「初代M5」です。1984年に発表された初代M5は286psを発生。最高速度は250km/hに達し、「世界最速の4ドアサルーン」の名を欲しいままにしました。現在発売されているMモデルはここに始まります。
初代 E30 M3 Mモデル史上最もレーシーで、過激、純血モデルといえるのが1986年に発売された「初代M3」です。E30型の3シリーズをベースとしながらも、共通するパーツはボンネットとルーフパネル、ドア内部パネルのみで、後は専用品を開発	するという徹底ぶり。M1に搭載されていた3.5L直6エンジンから2気筒を切り取った2.3L直4エンジンをフロントに配置し、太いタイヤを納めるためのブリスターフェンダー、空力を考慮した大型のリアウイングは迫力満点でした。「サーキット走行をしてそのまま自走で自宅へ帰る」というユーザーの夢をかなえるマシンが誕生したのです。
1990~2000年代 ダブルVANOS-リッター100psオーバーへの挑戦 90年代に入ると、社名変更した BMW M社 はMモデルの更なる高性能化と、それまでのレース直系の荒々しさを洗練させる作業に取りかかります。2代目 E36 M3 ロードゴーイングカー(公道を走ることのできるレーシングカー)だった 初代M3 に比べ、1992年に発表された 2代目M3 E36 は洗練されたグランツーリスモ的性格も併せ持つ1台となりました。エンジンは3.0L直列6気筒の S50B30 型 となり、初代M3のような派手なブリスターフェンダーやリアウイングは装着されず、「ジェントルなM3」に変貌を遂げたのです。しかし初代M3の過激さがまだ記憶に残るユーザーからは「大人しすぎるのではないか?」という声もありました。そこで1995年にマイナーチェンジが行われ、新たに3.2Lの S50B32 型 エンジンを搭載。このエンジンは低回転域のトルクと高回転域のパワーを両立させる.「ダブルVANOS(バノス)」を採用し、リッター当たりの馬力が100psを超える321psを発生したのです。更に1997年にはBMWがF1で培った技術をフィードバックすることによって生まれたセミATのSMG(シーケンシャルMギアボックス)を世界で初めて採用し、走りのパフォーマンスを求めるユーザーを唸らせました。
E46 M3 の登場と CSL の復活 2代目M3はどちらかというとグランツーリスモ的性格の強い安定志向なものでしたが、2000年に登場した3代目E46のM3は初代M3に「先祖返り」し、過激なパフォーマンスを発揮します。S54B32型直6エンジンは、3.2Lという大排気量ながら8000回転超までよどみなく吹け上がり、343ps/7900rpmの最高出力と365Nm/4900rpmの最大トルクを発生しました。BMWの6気筒エンジンといえば、「シルキーシックス」と呼ばれる滑らかな回転が特徴ですが、このS54B32型はその正反対、「ギャウギャウギャウ」という獰猛な音を立て野獣の様に加速し、M3ファンを歓喜させたのです。更に2003年には70年代にツーリングカー選手権を席巻した伝説の3.0CSLの名前を受け継ぐ「M3 CSL」が誕生。カーボン製ルーフパネルの採用や遮音材・電動シートの廃止などにより、ノーマルのM3よりも約110kgもの軽量化を達成し、究極の走りを実現させました。
F1譲りのV10エンジンを積んだ M5 2005年にデビューした 4代目M5 は、当時参戦していたF1マシンの技術をダイレクトにフィードバックさせた「V10」エンジンを搭載し、なんと507psを発生しました。外見はビジネスパーソンにピッタリの端正な4ドアセダンでありながら、フェラーリやランボルギーニといったスーパーカーを軽々と追い回すことができる性能を持つ、今日のハイパフォーマンスカーの先駆けとなるモデルとなったのです。
Xシリーズなどへの拡大 2000年代後半になると高級SUVの先駆けとなったX5を始め クーペスタイル SUV の パイオニア X6 にもMの走りが求められ始めます。そこで2009年に X5M と X6M をリリース。その後他の Xシリーズ にも拡大されていくのです。
2010年代になるとユーザーニーズの細分化によって増加したBMWのラインナップに応じ、Mモデルもそのラインナップを拡げていきます。また通常モデルとMモデルの間に「Mパフォーマンスモデル」が設定されたのもこの頃からのことです。 初代M3 の再来 M2 登場 M3 や M4 がモンスターマシン化する中で、2002ターボや初代M3の様なコンパクトで「キレ」のあるマシンが欲しい!そんなユーザーニーズに応えるために2016年にデビューしたのが M2クーペ です。特に2018年に登場した M2コンペティション は M4クーペ などと同じく、M社が開発した S型エンジン S55 を搭載。 初代M3 の再来を思わせる、過激な1台となっています。
Mモデルは更にサーキットを目指す!一般モデルとMモデルの間に設定されたMパフォーマンスモデルの登場により、M4クーペなどのモデルは更に尖ったサーキット仕様のモデルにシフトしていきます。M4クーペやM5に設定された「コンペティション(競技の意)」モデルは、まさに公道も走れる究極のレーシング・スポーツカー。M5コンペティションに至っては、4.4L V8ツインパワーターボから 最高出力 625ps/5600-6700rpm 最大トルク 750Nm/1800-5600rpm という途方もないパワーを発し、その走りの真価は最早サーキットでしか確かめることができないほどです。
トップ・オブ・M M8グランクーペ コンペティション 究極の走りを実現する一方で、ユーザーを満足させる究極のラグジュアリーを実現するのも現代のM社の役割。「M8グランクーペ コンペティション」は、スポーツ性とエレガンス、2つの究極を高い次元で融合させた究極の1台、トップ・オブ・Mと呼ぶに相応しいモデルです。
https://www.totobmw.com/
http://www.minivillagetokyo.com/

Copyright 2020 Motoren Toto